先日の記事で、これまでの人生でそんなに使ったことのなかった、「辛い」という言葉をあえて使ってみたけれど、使い慣れていない言葉を使ってみたら、本当に「この言葉使いで適切だったのかな?」と疑問がわいてきた。
そこで、「辛い」の意味を調べて見たら、やっぱり「辛い」で良かった、合っていた。
(以下、デジタル大辞泉から抜粋です。)
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つら・い【▽辛い】 の意味
1 他人に対して冷酷である。非情である。むごい。「―・いしうち」「―・く当たる」
2 精神的にも肉体的にも、がまんできないくらい苦しい。苦しさで耐えがたい。「―・い別れ」「いじめられて―・い目にあう」「練習が―・い」
3 対処が難しい。困難である。「―・い立場にいる」「その話をされると―・い」
4 人の気持ちを考えない。つれない。
5 冷たい態度が恨めしい。しゃくにさわる。
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あらためて意味を調べてみると、「辛い」って社会ありきの言葉なんだなあ、と思う。
そういえば、脳腫瘍の手術で入院していた頃も、そして一人で二年間、引きこもって療養していた頃も、あまり「辛い」という言葉は思い浮かばなかった気がする。
「大変だったね。辛かったでしょう?」
「リハビリは辛いと思うけど、頑張ってくださいね」
周囲のそんな気づかいの言葉にも、いまいちピンと来なかった。
どうやら、周囲の人々の使う「辛い」は、身体的な苦痛を指しており、私の使う「辛い」の意味はどちらかと言うと、社会寄りで、ちょっと印象が違ったようだ。
どうやら、周囲の人々の使う「辛い」は、身体的な苦痛を指しており、私の使う「辛い」の意味はどちらかと言うと、社会寄りで、ちょっと印象が違ったようだ。
そして、確かに、術後、想像以上に長い間、私の感情は動かなかったから(もしかしたら、今でも感情の反応は鈍い気がする)、「辛い」なんていう複雑な感情は起こりようもなかった。ただそれだけのことだったかもしれない。
ただ、入院中に寝たきりになっていた時は、次々と起こる幻覚に惑わされないよう、自分の認識した世界をやり過ごすことに専念するしかなかった。意識が定着してきてからは、苦しい、痛い、気持ち悪いをどう乗り切るか、必死だった。社会と自分の関係性などという高級なことを気にしている余裕はない。悩みなんて、なかった。
そして、リハビリはやればやるほど成果が見え、療法士の先生たちは皆、優しかった。私は、毎日リハビリの時間が待ち遠しく、リハビリの時間以外でも、一人でリハビリに励んでいたくらい。私は、この年齢になって、日々、上達しかせず、ちょっと動けただけでも周囲が手を叩いて褒め、喜んでくれる、という恵まれた経験ができたことの方に、注目していた。(いい気になっていただけかも?)
とにかく、そんな調子でこの数年間を過ごして来た私は、大変な手術をして重傷を負ったけれど、このフワフワした気持ちのまま回復していけるのかも、と思い込んでいた。
しかし、去年、術後初めての社会復帰でようやく「辛い」と感じた。
満を持しての「辛い」だった。
今思えば、自分の回復のためだけに過ごした日々は、幸せだったと言ったら言い過ぎかもしれないけど、「ただ生きる」ということは、意外と良かった。
こんなことが言えるのも、回復してあの時期を脱したからこそだけど。
私も、社会の隅っこで、いっちょまえの悩みを抱えるまでには回復した、ということかな。
と言いつつ、仕事をクビになってしまった!
社会復帰、見事に失敗!
術後3年目にして、社会は辛いよ、という当たり前のことで、つまづく・・。
(^_^;)
やったー!
うちの飼い主、もう仕事に行かないんだってさ!
これで、好きな時に外に出してもらえる!
ただ寝ているだけなのに、喜んでいるように見えてしょうがないうちの猫。
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