2023年5月8日月曜日

[脳腫瘍手術の回想 005]味覚異常が始まった

現在は2023年5月8日。

ゴールデンウィーク明けです。


皆さん、どこかに出かけたりして楽しまれたのでしょうか?闘病真っ只中の人は、猛然と療養されていたでしょうか?

私は人混みに行けない体質になってしまったので、皆が出てきそうな時、場所は避けています。

ここぞとばかりに庭仕事に専念しました。


去年の今頃は、目も見えないし、しんどくて苦しんでいるだけでしたが、

今年は、しんどいながらも、立ったりしゃがんだりもなんとか出来る様になって、

充実の引きこもりでした。


ゴールデンウィーク後半は大雨で、本当の引きこもり(家屋からも出られない)状態になりましたが・・・。


そして、1週間以上ぶりに街に降りて、Wi-Fiを借りてブログをアップしようと思ったら・・・

アップしようとしていた記事を間違えて消してしまいました。

目があまり見えてないと、こんなことの連続です。

確か、こんなことを書いていたような・・・と思い出しながら、以下に書きます。

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白砂糖の味というのは、今となっては、「つんざくような甘さ」というか、なかなか刺激が強いのですが・・・

脳腫瘍の診断を受ける前の私は、毎日残業ばかりしているだけの人間で、夜遅くコンビニスイーツを食べるだけが鬱憤晴らしの方法でした。

そして、ある晩、気づきます。


「ショートケーキが気色悪い!!」


もうこの頃には、砂糖の味を感じられなくなっていました。

他にも色々、プリンとかアイスとか食べていたと思うのですが、何を食べてももの足らず。

そして、ショートケーキに関しては、物足らないどころの話ではなく、「気色悪い」の域で、食べられたものではなかったです。


油でギトギトの卵くさい小麦粉の塊と、フワフワの白くて臭いやつが口の中に広がる・・・。


1日のストレス解消どころか、ストレスがマックスになり、ほうれい線が一気に深まりました。


甘味を感じない、と言っても、もう油だらけの小麦粉なのでした。

こういう時は、自分が食べたことのあるものの中で、近いものを探すようで、私はこれを「天ぷらの衣だ!」と思いました。


残業帰りの深夜、天ぷらの衣に、臭くて白いフワフワを塗りたくって食べる・・・悪夢でした。


「天ぷらの衣の味がするんですー」と会社で周囲の人に訴えるも、皆、笑うばかり。


そもそも、形状によって食べられない物ばかりになってしまった中、比較的、食べやすい形状がプリンやケーキだったのですが、それも取り上げ・・・。

この辛さは、本人でないとわからないでしょう・・。

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