2023年4月20日木曜日

[脳腫瘍手術の回想003]喉の自覚症状:食べ物が戻ってきてしまう

 「食道に病変あり」の自覚症状について、書いていこうと思います。


検査でE判定が出た当時、自分でもおかしいと思い始めたのは、食べた物が戻ってきてしまうことでした。


嘔吐ではなくて、「戻ってくる」というか、要するに、口の中で咀嚼して喉から内臓に送り込んだつもりでも、口の中に食べ物が戻ってきてしまう。「喉を通らない」とも言えると思います。

「喉を通らない」と言ってしまうと、「食欲がない」という意味にもなってしまうけれど、食欲はありました。私に起こっていたのは「食べたくて、口の中に食べ物を入れているのに、そこから先に進めない」という状態でした。


ご飯やパン、普段食べている物がなかなか喉を通って行かない。キノコなんか、そのままポコっと舌の上に戻ってくる。

職場の昼休みの時間は限られていたし、朝晩も噛んでも飲んでも食べ物が入って行かない・・・これにはまいりました。


そんな中、色々と試した結果、「うどんなら食べやすい」ということに気づきました。

ふにゃふにゃに伸びている方が食べやすかったので、昼休みには一人で食堂に行き、かなり手こずりながら、ポソポソと食べていた頃、なんだかすごく悲しかったのを思い出しました。


この時点で、すでに「友達と一緒に食事ができない人」になってました。

とにかく、時間が許す限り、食べることに従事しないといけないので、会話を楽しみながら食事を摂るなんて高度なことはできないです。


毎日毎日、うどんばっかり・・・

もっと野菜とか魚とかも食べたい・・・

栄養的にも偏るし、アトピーもあるし、便秘にも良くないよね・・・


とも思っていました。

当時、残業がやたらと多い仕事をしていた中、少ない自由時間で、好き勝手な物をパパッと食べて快楽を得て、同僚たちとおしゃべりして・・・

そんな時間で「手っ取り早く」ストレスを解消することも取り上げられ、気分も下がり気味になって行きました。




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