一番厄介なのは嚥下が上手くできないことでしたが、土日、社会とは断絶し、親の仇を取るかのように猛然と眠り、食べ、温かくしていたら、それでも、少しだけ痛みが和らいだようです。
冷えとか、精神的ストレスでも、こういうものって悪化するのかも、とあらためて思いました。
と言っても、身体の向きを迂闊に変えたり、ちょっと冷えたりしただけでも、唾が気管支に入り、むせ返ります。
そして、やっぱり、喉を使うと、ぎいいい〜〜と引っ張られるような妙な違和感、ただれたような痛みがあります。
職場では、週末になると、もう口の外も中も上手く動かず、喉も重いので、ロクに喋りもできませんでした。
それでも、仕事の指示や説明を聞き、返事や質問をしなければなりません。
「はい」と返事したくても、
「あい」としか発音できません。
今の時代、職場でマスクをしているのが当たり前になっていて、良かった、と思います。
私はスギ、ヒノキ、イネ、黄砂、とこの季節は梅雨に入るまでは基本的にずっとマスク着用です。
今は脳腫瘍の症状で、声が出ないし、出ても、ガラガラ声だし、発音も母音以外はちゃんと出来ません。
でも、マスクをしているから、なんとなく世間に紛れていられます。
今日も夕方、マスクをして猫と一緒に夕闇の野原へ繰り出しました。
しかし、人も猫も脳腫瘍なんてお構いなし!
ご近所さんは、私を遠くから見つけ、「山猫さーん!」と呼び、何やら、話し始めます。
「・・・・・・・!」
返事をしようとしたら声が出ない。
だんだん、しゃべる以前に、音を出すこと自体が困難になってきた。発声する前に、かなり気合いを入れてからでないと声が出ない。
そして、声が出ても、音量を調節できないし、声枯れでガサガサ、口も動かないからモゴモゴ。
そもそも、片耳しか聞こえない私に、そんな遠くから話をし始めないでくれ(笑)
さらに、急に立ち上がると、目の前が真っ暗。また目眩が。
そして、うちの猫はやたらと話しかける性質だけれど、
「う〜!」
「あおー!」
などと返事して、走り寄る頭を撫でてやれば喜ぶ。
猫との会話の方が楽。
舌咽神経に負担がない。
そう思ってしまうと、人間社会から一気に遠ざかるのを感じます。
人々は、窓の明かりの向こう。日が暮れた野原には、猫と私以外、誰もいません。
いつでも、私はものすごく遠くに行ってしまえるような気持ちになります。
ふー。
なんで、皆、そんな元気なんだ・・・。
はしゃぎ回る猫にもついて行けなくなり、野原でも私はしゃがみ込みます。
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猫だけはやたら元気!
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