2023年3月22日水曜日

術後10周年

気づけば、今年の秋には術後十周年を迎えます。

秋まで生きていれば、の話になりますが。

なんとなく、お祝いムードというか、一つの区切りを感じます。


当時、執刀医には

「あなた、このままでは10年持たないと思うよ」

と言われ、手術することを決めました。

術後には、リハビリや身体の動かし方等について教えてもらっていた先生に、

「今後10年間は、生き延びることだけを考えるように」

とも言われました。


というわけで、術後10年間を生き延びなければ手術した意味はないが、生き延びることだけに専念する10年間というのも、なかなか大変でした。


が、とりあえず「術後10周年」間際まではなんとか生きたので、

もうそれで良いのかも、と思っております。


「10年」という表現は、本当にその年数を指す場合もあるけど、何かの例えだとも捉えられます。

「10年」という年数を頭に置いて、辛抱強く日々を過ごしていれば、なんとなく気づけばまだ生きている、という状態になるんだろうな、と思いました。

一つの目標としての年数。


「自分は後10年で死ぬんだ」と思って、もっと一生懸命に生きたり、自分の嫌なことはもうしないようにしたりすれば良かった!


さて、これからは、生き延びること以外のこと、これからの仕事や生活、余生の楽しみについて準備して行きたいと思います。


そうこうしている内に「死んだ!」となっても、心持ちとしては、そう悪くない状態なのでは?と思っています。

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